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2019年11月05日

とんがりコーンの話

とんがりコーンの話

こんばんは。豊田校 高等部の梅村です。

学校によりカリキュラムが違いますが、今の時期、多くの高校で1年生は化学基礎の授業で酸と塩基の中和反応を習っています。

化学基礎の問題集には決まって、中和反応の実験で使う器具の名称を答えさせる問題が出てきます。ビュレットホールピペットコニカルビーカーメスフラスコという器具です。

特に名前を気にしたことがなかったのですが、どこかの出版社の教科書を見ていたら、英語名が書いてあって、そこに、コニカルビーカーのコニカルとは、cone「円錐」の形容詞系conicalとありました。

実際、コニカルビーカーは、円錐のとがった部分を切った、(乱暴に言えばプリンのような)形になっています。

数学を教えているので、coneは円錐と知っていましたが、(ちなみに円柱はcylinder「シリンダー」です。)コニカルと円錐が結び付きませんでした。

思えば、三角コーンも、ソフトクリームのコーンも全部円錐のconeですが、とうもろこしのコーンとごっちゃになって、コーンと聞いて円錐が思い浮かばないのは、自分だけではないと思います。

それもこれも、昔テレビ流れていた「とんがりコーン」のコマーシャルの功罪だと思います。

お菓子のとんがりコーンは、おそらく、円錐形の意味ととうもろこしが原材料であることを掛けた命名だと思いますが、

これが洒落になるのは、日本語だからです。

というのは英語だと、とうもろこしのcornの発音は「コーン」、円錐のconeは「コウン」なので音が違います。

ところが、日本語だと、王のふりがなを「おう」と書くけれども、読みは「おー」となるように、冷蔵庫を「れーぞーこ」と読むように、伸ばす音で統一されてしまいます。

じゃあ、ホールピペットのホールは、「オウ」の音の方で、wholeなのか、「オー」の音でHallなのか?どうなのか、と思って、調べてみたら、英語のfullに相当するドイツ語の「voll」から来ているそうです。


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