Home > 2019年06月04日

2019年06月04日

御殿場校舎 中学3年生のカバンから学ぶこと👜

御殿場校舎は全高校の定期試験が終わりました。そして多くの高校ではこの土曜日と日曜日を使って文化祭と体育祭が行われました。

高3生は全力で受験勉強に専念する時期に突入しました。そんな受験生に対して、何か刺激を与えたいと思っていたところ、御殿場校舎に通う中学3年生のA君のカバンを偶然見つけました。

20190604154603323.jpg

中には学校のワーク、文理のテキストなどがびっしりと整然と並べられていました。A君にお願いしてこのカバンを持たせていただいたのですが十分筋トレができるレベルの重さでした😅

A君は御殿場中学校で常に上位を取り続けている生徒です。そしていつも笑顔を絶やさず謙虚に先生や友だちと接しています。

毎年受験が近づいて来ると、センターの過去問題集を自習室の本棚に置いて帰る生徒が現れます。本の厚さと重さが一般的な問題集と比べてひときわ手応えがあるところから持ち帰るのが面倒くさいと思ってしまうのだと思います。

20190604162829a60.jpg


勉強に対する姿勢って思いがけないところに表れるのですね。

次に高校3年生の授業に入るときにはこの中学生のカバンの話を必ずしようと思っています。




今でも決して忘れられない6年前の写真があります。

当時、小山高校3年のNさんは高3の夏から文理に入って来ました。女子ハンド部を引退してから文理に来てくれました。

彼女は将来助産師志望。何故助産師なのかは詳しく聞きませんでしたが彼女には明白な夢がありました。

評定が良かったので11月の公募推薦で某国立大学を受けてもらいました。面接練習を一緒に頑張ったが春は来ませんでした。

できれば彼女には一般入試を受けさせたくありませんでしたが、公募推薦の結果を見て、こちらも腹を括りました。一緒に勉強の計画表を作り死ぬ気で受験勉強を始めました。

授業以外の補習や大晦日の勉強会、そして大雪の日にも勉強に来てくれました。

そして1月後半から入試が始まりました。いくつか併願して大学を受けたが全て不合格。この頃から彼女は周りからも重圧を受けるようになりました。

ある日、文理の玄関に入って来た彼女の顔色がとても悪いのが職員室からでも分かりました。自分は彼女を職員室隣りのレッド教室に連れて行き、彼女から話を聞こうとしたとたん、溢れんばかりに涙が出てきてまともに話ができる状態ではなくなってしまいました。

詳しい理由は書けませんが、心が折れてしまった彼女は乗ってきた自転車で、自力で帰ることができなくなってしまいました。

自分は当時、御殿場校舎で一緒に働いていた若林先生に頼み、彼女の自転車を若林先生の軽ワゴンに積み込み、彼女を自宅まで送ってもらいました。

翌日少し冷静になった彼女を文理に呼び、ある大学の後期試験をラストチャンスとして受験することを話し合って決めました。

自分は彼女に

「神様は○○を絶対に見ているから最後の最後まで努力するぞ!」

とハッパをかけました。彼女は笑顔には決してならなかったが頷いてくれ前進し続けました。


そして彼女は最後の最後で二死満塁逆転ホームランを打ち、大学合格を決めたのです。

写真は小山高校の離任式の日の帰り、文理に最後の挨拶に来てくれたときに撮った写真です。

こんなに誇らしげな素敵な笑顔の彼女を自分は文理で初めて見ました。こんな笑顔が彼女にあったんだって感動しました。

自分は彼女の隣りで

「文理でこの仕事をやっていて本当に良かったよ」

って心の中で呟きながら一緒に写真に収まりました。

彼女が帰るときに玄関のところで彼女と最後に握手をしました。自分の手が壊れてしまうのではないと思うくらいの渾身の力で握手をされました。


この握手の意味を今でも考えるときがあります。


その握手から2ヶ月後くらいに手紙をいただきました。その手紙の最後、

「どんなことがあっても私は必ず助産師になります。これだけはこれからも決して変わることはありません。」


風の便りで、彼女は大学卒業後、看護師として社会人生活を送ったあと、今年の春から助産師になるための学校に入り直したと聞いた。

夢まであと一歩。必ず助産師になり、もう一度文理で握手したいと思う自分がいます。

20190604161640e77.jpg

文理学院オフィシャルホームページ

Home > 2019年06月04日

携帯への登録はこちらから
QR
最近のコメント
最近のトラックバック
Search
Meta
Links
Feeds

Page Top