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2016年10月11日

幻の六〇を求めて

 幻の六〇を求めて

 こんにちは、中島校舎高等部の木下です。

 みなさんは、釣りをしますか。秋は、絶好の釣りシーズンですよ。そこで、ちょっとおもしろいお話を。

 昔々のお話。当時、私は、黒鯛釣りは、全くの素人でした。一応、釣りの本から入ったのですが、本の知識では実戦では歯が立ちません。そこで、行く先々の釣り場で、ベテランの方に教えを乞うて歩いていました。そんな時、釣りの師匠A(自称黒鯛名人、70歳くらい。68cmを過去に仕留めたという)が、「兄ちゃんよう、大物釣りてーか。」私、「はい。」「それじゃあよう…。」
ということで、その秘訣の伝授が始まりました。

「まずな、大潮の干潮の時に、根を調べておけ。そしてな、深夜2時ぐらいが満潮の夜を選んでいくんだ。 あらかじめ調べておいた根の前で、2~3時間コマセだけをちょいちょいまいておけ。まだ、仕掛けを入れるんじゃないぞ。コマセが効き始めたら、カニをつけて根の前をながせ。大きいヤツは深夜じゃないとだめだ。エサも、その場で生息しているヤツじゃなきゃ食わない。黒鯛のヤツは、カニが好物で、バリバリッとくるぞ…。」場所は、沼津の某釣り場です。この釣りは、電気ウキを使って、満潮の上げ7分に、コマセが十分効いている状態にしておかねばなりません。

 私は、言われたとおり、根を調べ、カニを捕まえておき、いざ、大物釣りに臨みました。コーヒーを飲みながら、コマセだけちょいちょい巻き続け、さあ、仕掛け投入です。「本当に、釣れるのかなあ~。あやしいなあ~」と半信半疑で、ウキを見つめていました。と、その時、ふっと、ウキが海面にめり込んだ気がしました。まさか、もう?!…反射的に合わせをくれると、まるで、根掛したかのような感触、次の瞬間、竿が満月のようにしなりました。相当の大物!!ガツン、ガツンと激しく抵抗します。でも、道糸は4号、ハリス3号、強引にやり取りをしても大丈夫。必死になって竿をため、魚の動きが緩んだ瞬間、リールで糸を巻き取り、少しづつ間を狭めていき、ついに海面にヤツを浮かせました。ここからは、タモ入れです。個々で油断して魚をばらすことは多々あります。慎重に、頭からタモ入れしてついに、大物ゲット!!!

計測してみると、57cmありました。

kurodai.jpg
           
 ただ、沼津界隈では、55cm前後はそこそこのサイズ。それに、後々わかってきたことですが、このくらいのサイズなら、一々上記のような面倒なことはしなくても釣れるのですが…。

 これは、私が黒鯛釣りを始めて、大物に熱中していた時期のお話です。今は、型も、数もどうでもよく、移ろいゆく季節を眺めながら、ゆったりと釣りを楽しめれば良いという感じです(魚は、大きくなりすぎると、美味しくないので、大物を狙えばよいというものでもないんですね)。

 釣りを通して、学べることはいろいろあります。釣り人同士の会話から、色々な業界の情報・世論を知ることができるし、海の環境の異変や、一番大切なことですが、「生命」というものを、まさに実感することができます。人間も魚も自然の一部で、必死に生きているということを…。

海



 私は、高校生の皆さんが勉強だけの頭でっかちの人になって欲しくないな、と思います。大人になったら、色々と実務的な勉強も増えてきて大変だとは思いますが、是非釣りにトライしていただきたいと思います。そこから、自然を愛し、自然と調和した人間の発展という意識が育っていただけたら嬉しいです。

文理学院オフィシャルホームページ

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