Home > 2013年11月26日

2013年11月26日

「人道」を教えるのも私の仕事

少し重たい話をします。ただ、この文章を読んだ方々が「責任者である私がどのような思いでこの仕事をしているのか」を汲み取っていただければ幸いです。

どの塾でも入ってくる生徒(入塾生)も、出ていく生徒(退塾生)もいます。そして私が責任者をしている富士宮西校舎にはこの10年の間に「こちらから退塾を勧告する生徒」(強制退塾生)も稀ですがおりました。では、どのような生徒に対して「退塾勧告」を行うのか。それは以下のような場合です。

①長きにわたり塾のルールを守ることができない生徒(宿題、不要物持ち込み、時間 など)
②無断欠席やウソをついての遅刻・欠席が複数回続いた生徒
③他人に迷惑となる行為が続く生徒

その基準の根底となる私の考えは以下の通りです。


①塾という場所は「勉強をしたい生徒が来る場所」である
②保護者のみなさんが汗水働き得たお金から授業料が出ている(無駄にはできない)
③教師・生徒・保護者の信頼関係で成り立っているのが塾である
④塾に通いたくても諸事情で通えない生徒がたくさんいる


私は以上「赤文字4つ」の考えのもと、「ピンク3つ」について抵触する場合に「退塾勧告」を行う。富士宮西校舎の経営に携わり10年となるが、今月末で5名の生徒へ退塾勧告を行った。


私は「これも教育である!」と信じている。
「身近な人たち(保護者、教師)の気持ちや期待を裏切り、集団のルールも守れず、傍若無人に振る舞う人間」には話を繰り返しし、理解して改善できるように努力を継続するが、時期をみて判断しなくてはいけないのも責任者としての責務。

★「授業料を出し、送り迎えまでする親の身になってみろ!」
★「一生懸命に教えたり、プリントを作ってくれる教師の身になってみろ!」
★「塾に通って勉強したくてもできない子どもたちの身になってみろ!」

と思うのです。『塾を辞めることで人生の一端を知れ!』と最後にはその生徒に言い、「縁が無かった」と考えるようにしています。


私には2つの大きく悲しい出来事があります。1つは「教え子がストーカーに殺された事件」。もう1つは「教え子が交通事故で亡くなった事件」。その二人は本当によく勉強をがんばっていました。交通事故で亡くなった生徒は陸上中距離でも期待の選手でした。彼は集中治療室に入りました。本来であれば身内でも面会謝絶となるケースもあるようですが、当時23歳だった私は面会することができました。もちろん目は開けません。しかし、その時だけ、本当に私が赤い陸上競技用のシューズをお見舞いに持って行ったその時だけは腕を動かして何か話をしたいようでした。家族もとても驚き、涙を流していたのを今も覚えています。世の中にはがんばりたい生徒がたくさんいるのです。それを考えたら、「塾に通わせてもらっているのにがんばらない生徒」は本当に許せないと思う時があります。
『1日1日を精一杯生きる』という姿勢が私たちのような普通に恵まれている人間には大切であるように思います。(勤)

文理学院オフィシャルホームページ

Home > 2013年11月26日

携帯への登録はこちらから
QR
最近のコメント
最近のトラックバック
Search
Meta
Links
Feeds

Page Top