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2011年11月14日

英文法学習について(後編)

 こんにちは。大西先生です。後編を始めましょう。

英文法の根幹は品詞である
 
 基本的に全ての英文法事項に共通する要素として‘品詞’があります。英文法は大局的には‘何らかの品詞の話’に帰着します。その品詞は大別して‘名詞・動詞・形容詞・副詞’の四つです。英文では‘全ての語(群)はこの四品詞のいずれかの情報単位として存在する’のです。この‘品詞としての情報単位’のことを英語学上‘チャンク’と呼びます(ある高名な言語学者の先生が使用されている用語を私なりの英語理論に適用させてもらったものです)。‘英文解釈・一文精読’とはこの‘チャンク’を(基本五文型に基づき)読解することであり、英語の語順のまま‘出来る限り大きなチャンク’で英文が見えるほど読むスピードは加速します。これがいわゆる‘速読’というものであり、‘この読解法’以外に英文を速く正確に読み解く道はないのです。。英語を母語とする‘ネイティブスピーカー’の(恐らく‘無意識に行っている’だろう)読み方を‘意識して実践する’ということです。

品詞を意識して各単元を学ぶ

 「‘仮定法’という英文法単元の‘核となる品詞’は何ですか。」こう訊かれて‘動詞’と即答する人は少ないかもしれません。英文法学習の際‘その単元の核となる品詞’を常に意識することです。その‘核となる品詞’を意識し理解したうえで学習することです。上述の通り英文は‘四種類の品詞情報単位(=チャンク)’で構成されており、どんな文法単元であっても‘四品詞チャンクのいずれかあるいはいずれもの話’に還るのです。一般的な文法書で扱われている‘二十前後の章に及ぶ英文法単元’は突き詰めれば‘四つ’なのです。正確にはこの‘四つの章’から‘二十前後に派生した(させた)’というべきでしょう。英文法の各単元はこの‘根幹である四品詞チャンク’をターミナル(終点)とするネットワーク(言語交通網)であり、この交通網が頭の中に整備されて初めて英文法という言語手段・思考回路となるのです。

英文法はシンプルかつディープ

 英文法がそんなにも難しいものならば果たして英語はこんなにも世界中で使用されるでしょうか。答えは‘No’ですよね。‘symplicity(being symple・シンプルであること)’こそ英文法の最大の特性のひとつであり、そのシンプルさの中に‘deep(深遠)な言葉の世界’が広がるのです。くり返しますが‘品詞という根幹の数’で言えば英文法事項は‘四つ’です。そこから‘派生する単元数’も多くて‘二十強’です。これらの‘数字’をどう捉えるかはその人次第ですが客観的・一般的には‘少ない’という範疇でしょう。比較対象として世界最大の共通スポーツであるサッカーを挙げます。サッカーの世界的普及率は他のスポーツと比べて群を抜いて高いのは周知の通りです。サッカーは‘the symplest sport(最もシンプルなスポーツ)’と呼ばれるようです。ある本で‘サッカーは十一しかルールがない’と読んだ記憶があります。(真偽は分かりませんが)‘しかない’と言って差し支えない‘数’でしょう。世界最大の共通言語である英語の文法単元数はその約二倍です。‘世界一文法を学びやすい言語’であるからこんなにも世界中で学ばれ使われているのでしょう。英文法は決して簡単ではありません。しかし難解かつ複雑極まりないものでもありません。‘英語に対し言葉に対し心を閉ざして学ばない’ことです。

英語力=語彙力+英文法力

 ‘文法問題が解けるようになる’には‘ボキャブラリーと英文法’です。‘一文精読が出来るようになる’には‘ボキャブラリーと英文法’です。‘長文読解が出来るようになる’には‘ボキャブラリーと英文法’です。‘英語が書けるようになる’には‘ボキャブラリーと英文法’です。‘英語が話せるようになる’には‘ボキャブラリーと英文法’です。‘英語が聴こえるようになる’には‘ボキャブラリーと英文法’です。‘英語が出来るようになる’には‘ボキャブラリーと英文法’です。‘語彙力と英文法力’は‘英語力’そのものです。読解力(リーディング)・造文筆話力(ライティング)・造文発話力(スピーキング)・聴即解力(リスニング)。この‘言語基本四技能力’はsecond language(第二言語・母語以外の言葉・外国語)では全て‘語彙力と文法力’の賜物です。

NO PAIN NO GAIN(痛みなくして実りなし)

 ボキャブラリーは‘自分でやるかどうかが全て’です。どんな学習塾に通っても、たとえ毎日個別に指導を受けたとしても、‘受動’でやる限り単語は覚えられません。語彙力は意志力です。‘閉じた心’でやる限り‘外国語としての言葉’は‘永遠に身につかない’のです。‘英文法学習も基本は同じ’です。‘単語・連語を覚え(ようとし)ない’まま‘文法事項も覚え(ようとし)ない’まま、‘何となくやっていて英語が出来るようになる’ことなど‘絶対にない’のです。‘痛み’を知らない(知ろうとしない)心に英語は言葉は‘実らない’のです。

ONLY IN PAIN THE GAIN(実りは痛みの中にこそ在るものなれ)

 こういう‘否定的な言い方’は本来したくありません。するべきでもないでしょう。子供達に対してはなおのことです。どんなに言葉を選んでも人を切るナイフになるから。しかしハイテク化の加速に反比例するかのように‘言葉が軽くなっている(と私には思われる)この時代’です。子供達には「英語を学ぶことを通じて‘言葉の重さや尊さや素晴らしさ’を知って欲しい」と想うのです。「‘言葉を学ぶ痛みも実りも’真正面から向き合って欲しい」と想うのです。教壇に立つ私自身も「言葉に誠実でありたい・人に誠実でありたい」と誠の心で想うのです。‘人をして人たらしめる言葉なるもの’はかくも‘人に厳しく人に優しい’。言語学習の前の‘言葉と人の永遠の約束’です。


⑦‘We文理学院’ can and will be‘ the guiding light’.

 基本的に‘徹頭徹尾自己学習であるボキャブラリービルディング’に対し、英文法学習は‘理解と納得にたどり着くためのguiding light(誘導灯)がある’に越したことはありません。文理学院南西校舎高等部はその‘guiding light’です。英語情報過多のこの時代に子供達の英語学習の道を切り拓き光を灯します。英文法から長文に至るまで導きの明りが消えることはありません。皆さんの心に‘英語への火’が灯っている限り。その‘心の炎が放つ光’こそ‘真のguiding light’です。その炎にその光に更なる燃焼と加速を与えることを約束として、この後編の終わりとします。



 次回は‘文理学院南西校舎高等部で英語を学ぶアドバンテージ’を紹介する予定です。‘これまで書いてきた英語理論をどのように授業で実践しているか’具体的に説明して行こうと思います。またよろしくお付き合い下さい。どうもありがとうございました。




 

 

 

 









 

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