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2010年04月05日

エコーマイク ~教え・教えられ~

それは春期講習2日目に実施した小学生対象の理科実験教室でのことです。

今回の実験は紙コップとバネ状の針金を使って、自分の声の反響を体感する
エコーマイクを作りでした。バネ状の針金でつないだ紙コップを紙で巻いて
筒状に固定させる作業のときに、何人かの子どもたちが片方を自分の耳に、
もう片方を自分の口に当てていたんです。eko.jpg
(写真参照)。そんな子たちを見つけては、
「早く完成させちゃいな。エコーのかかった自分の声が聞けて面白いよ」と声をかけてました。

そして、その子どもたちの行動の意味するところ気づいたのは実験が終わって数時間たった後のことでした。

夕方、子どもたちの理科実験教室の感想を読んでいた後藤先生が、別教室にいた私のところに
駆け込んで言いました「これ、聞こえるよ! エコーもかかってる!」
後藤先生の口と耳には針金でつながれた紙コップがそれぞれ当てられていました。

子どもたちは、私たちが知らない到達点に先に到達していたのです。実験の説明段階で
糸電話を見せたことが、彼らの頭の中に残っていたのかもしれません。一見、脱線しているように
見えた彼らの行動は、まさに常識や固定観念に縛られない「やわらかなアタマ」での発想でした。

「子どもに教えてるんだけじゃないんだ、
    子どもから教えられてもいるんだ!」
ということが、
今まさにエコーのように私の頭の中に響いています。(白石)

文理学院オフィシャルホームページ

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